Vtuber 3Dモデル作り方・動かし方 必要なツール・機材について解説

初心者でも簡単にVtuberになれる

キズナアイをはじめとしたVtuberがとても盛り上がっていますが
現在Vtuberを始めたい人もかなり増えています。

それに伴って開発環境がとても充実してきました。
これまでは高額な投資ができる企業のみがVtuberの事業を行っていましたが
現在では個人でも低予算でVtuberを作って動かすことができるようになりました。

モデルの作成

3Dモデルはドワンゴが新たに作ったVRMというバーチャルキャラクターに特化した形式のもので作ることができます。

Vroid Studio

VRMを作るソフトで最も有名なのがpixivのVroid Studioです。

Vroid Studioは無料で利用できます。
Windows,Macに対応。

このVroid Studioでまずは自分のキャラクターを作成します。
Vroidは開発スピードが早く毎週のようにアップデートがあり、できることがどんどん増えている状況です。

現在は服を変えたり男性のモデルも作れたりします。

Vカツ

VカツはVtuberの支援に特化したサービスです。

バーチャルキャラクターを作成できてVRMの出力も可能です。
ソフトは無料で利用できますがVRMの出力には5000円掛かるようです。

OSはWindowsのみ対応。

Vroidほど細かくデザインはできなさそうですが、服などのアイテムは充実しています。

作ったVRMを動かす

VroidなどでVRMファイルを作ることができたら動かしてみましょう。

3tene

VRMキャラクターを動かす最も簡単なソフトが3teneです。
3teneは単純にモデルを動かすだけでなくカメラで自分の動きをトラッキングしてモデルに反映する事ができます。

口はボイスリップシンクでマイクから「a,i,u,e,o」を聞き取り動かすことができます。

これだけのことができて全て無料で利用できます

高額な機材を一切買わなくてもここまでできるようになったのはすごいですね。

実際にVroidと3teneを使ってVtuberデビューしてる人もいました。

3teneは有料版の3tene Proもリリースしていて、HTC Vive等のVRヘッドセットやトラッカーを使ってVRMを動かすこともできるようになりました。
これによりキズナアイに近いような動きも可能になります。

更にPro版では4K出力も可能で高画質なVTube動画を作ることができます。

バーチャルキャスト

ニコニコが運営するバーチャルキャストではVRMモデルを使って生放送や録画ができます。

HTC VIVE、Oculus Rift + Oculus Touch、Windows Mixed Realityに対応。

モデルをヘッドマウントディスプレイで動かす場合はHTC Viveがおすすめです。

必要なPCスペックについて

3teneでVRMファイルを動かして録画することを想定した場合のPCのスペックについて解説します。

私が最低限必要だと思うスペックは以下のとおりです。
Core i7(第8世代), メモリ8GB, SSD使用, GTX1060以上

これより下のスペックでも動かすことはもちろんできますがクオリティが下がりスムーズな動きにはならないと思います。

VRだとグラフィックボードは特に重要なのでGTX1060以上のものにしましょう。

最低限必要なスペックを備えたPCだとこちらがおすすめです。

基本的にはグラフィック性能の高いゲーミングPCを利用することになります。

本格的にVtuberをやりたい場合

これまでVtuberになるためのソフトやサービスを紹介してきましたが、さらに本格的なものを作りたい人もいると思います。

キズナアイのようなレベルの物を作りたい場合にはかなりの投資が必要になります。

高スペックのPC、全身トラッキングできる専用機材、Unityプログラマー、声優などが最低限必要になりますね。

おそらくPCだけで50万円以上のスペックでないと厳しいかもしれません。
VRの処理はとても重く、CPU・メモリ・グラフィックボードなどを超ハイスペックなものを用意する必要があります。

演者としてVtuberをやりたい人はVtuber事務所が開催するオーディションに参加するのがおすすめです。
機材などは事務所が用意してくれるので受かればスムーズにVtuberを始めることができるでしょう。

気軽にゲーム配信Vtuberを始めたい方へ

これまで紹介したようなクオリティは必要なく、
簡単にゲーム配信をバーチャルキャラクターを使って行い方にはMirrativがおすすめです。

ミラティブはもともとスマホだけで簡単にゲーム配信を行えるアプリでしたが、
新たにエモモというアバターを作成してVtuberのようにゲーム配信ができるようになりました。

お金をかけずに気軽にゲーム配信Vtuberを始めたい方にはおすすめのアプリです。

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