この度カメラを富士フイルムに乗り換えました。
最近発売されたX-S10ではなくX-T4を購入。
この記事では富士フイルムに乗り換えた理由やX-T4を選んだ理由、ファーストインプレッションのレビューをしていきます。
富士フイルムに乗り換えた理由
これまで色んなメーカーのカメラを使ってきましたが、富士フイルムはなぜか選択肢に入っていませんでした。
というのも昔の富士フイルムはボディ内手ブレ補正が非搭載だったのと動画性能のイメージがありませんでした。
X-H1からボディ内手ブレ補正が搭載されて、X-T4では更にハイスペックな動画性能が搭載されました。
富士フイルムに乗り換える一番大きな決め手になったのは「フィルムシミュレーション」です。
フィルム時代の色を再現できる機能ですが、撮って出しの画がとにかく綺麗です。
特に動画は撮って出しの画がとても重要なので、富士フイルムのカメラがとても魅力的に思いました。
X-S10ではなくX-T4にした理由
最近発売された小型機種のX-S10もありますが、私はX-T4を選びました。
X-T4を選んだ理由は主に動画性能の違いですが、まずはスペック比較表を見てください。
X-S10とX-T4の比較表
X-S10 | X-T4 | |
発売日 | 2020年11月 | 2020年5月 |
センサー | X-Trans CMOS Ⅳ | X-Trans CMOS Ⅳ |
画素数 | 2610 万画素 | 2610 万画素 |
ISO感度 | ISO160~12800(標準) | ISO160~12800(標準) |
シャッタースピード | 電子:1/32000秒~15分 メカニカル:1/4000秒~15分 | 電子:1/32000秒~15分 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~15分 |
液晶モニター | 3インチ 104万ドット | 3インチ 162万ドット |
撮影枚数 | ファインダー使用時:300枚 液晶モニタ使用時:325枚 | ファインダー使用時:500枚 液晶モニタ使用時:500枚 |
スロット | シングルスロット | ダブルスロット |
防塵防滴 | ○ | |
手ブレ補正 | 最大6.0段 | 最大6.5段 |
動画圧縮方式 | Long GOP | All Intra / Long GOP |
動画記録画質(最大) | 4K/30P 4:2:0 8bit | 4K/60P 4:2:0 10bit |
質量 | 約465g(バッテリー、 SDメモリーカード含む) | 約607g(バッテリー、 SDメモリーカード含む) |
X-T4の動画スペックの高さ
比較表を見てもらうとわかるのですが、同じセンサーを搭載しているので写真に関しては出てくる画はほぼ変わらないはずです。
動画の面では大きな差があります。
All Intraの圧縮方式に対応していて最大4K 60p 10bitの画質で撮影可能です。
ダブルスロットや手ブレ補正がより強力である点もX-T4を選ぶ理由になりました。
それでもX-S10のコンパクトさやグリップのしやすさを考えると今後買い増すのもありだと思ってます。笑
X-T4レビュー
格好良すぎる外観
X-T4はまずデザインが格好良いです。
私の場合カメラをほぼ毎日使用するのでデザインの良さは結構大事なポイントでした。
特に上部のISO・シャッタースピードのダイヤルがアナログなのがデザイン的にも良いし写真撮影が楽しくなります。
写真も動画も撮れる万能機
X-T4の魅力はやはり写真も動画も撮れるオールラウンド機種である点です。
私の場合YouTubeの動画撮影や家族の写真などが主な用途ですが、どちらもハイレベルにこなせるのがX-T4です。
「Still」「Movie」切り替えボタンで写真と動画の設定を分けることができるのも最高です。
フィルムシミュレーションのレシピが凄い
通常のフィルムシミュレーションで撮影するのももちろん良いのですが、海外のサイトでフィルムシミュレーションのレシピが公開されています。
FUJI X WEEKLY
Kodak Portra 400やFujicolor Superia 100などのフィルム再現のレシピが公開されています。
jpeg撮って出しでフィルム風の絵が出てくるのでとても楽しいです。
こちらの写真はFujicolor Superia 100で撮影したものです。
ファームアップで改善された点
X-T4発売当初のレビューでは動画撮影時の不自然(段階的)な輝度変化の問題やIBISの挙動に問題があるというのを多く見て購入するのは控えていました。
しかしファームウェアのアップデートで輝度変化も滑らかになりIBISも改善されました。
かなり速いペースでX-T4のファームウェアのアップデートがされていて今後も改善されていくのが期待できます。
気になった点
実際に使ってみて気になったのは以下の2点です。
- バリアングル液晶がマイク端子と引っかかる
- 動画のカスタム設定が微妙
これは購入前からわかっていたことですがバリアングル液晶が左側の端子類と引っかかります。
せめてマイクの位置は上部にして被らないようにして欲しかったです。(X-S10では改善されました。)
他社のカメラだとカスタム設定で動画の解像度やフレームレート・シャッタースピードをまとめてカスタム設定できるのですが、X-T4はなぜか色味のカスタム設定しか保存できません。
これは正直困っています。例えばスローモーション撮影をしたいとなったときにいちいち解像度・フレームレート・シャッタースピードを変える必要が出てきます。
ファームウェアのアップデートでここは改善して欲しいです。
今後欲しいXマウントのレンズ
最初に動画用でXF18-55mmF2.8-4を購入しました。
AFが静音・高速で定評があったのでこのレンズにしました。
あとは写真用の単焦点レンズをいくつか買いたいのですが、もう少し待とうと思っています。
というのもSigmaがXマウントに参入することがほぼ確実のようなので、そうなるとSigmaの単焦点シリーズが気になります。
現状の富士フイルム純正のf1.2、f1.4の単焦点は設計が古くAFが遅く音も結構出るようです。
これがリニューアルされる可能性もあるのですが、まだロードマップに載ってないので当分先になるのではないかと思っています。
ただしXF 35mm f1.4は比較的AFも速く写真を撮る分には問題なさそうなのでちょっと迷ってます。
また中華のViltroxという格安レンズの選択肢もありますが、寄れないのと逆光性能が弱いというレビューもあったので迷っています。
ロードマップにあるViltrox 13mm F1.4は純正にも無い画角なのでかなり興味があります。
検討中のレンズまとめるとこんな感じですね。
- Viltrox 13mm F1.4
- XF 35mm F1.4 or Sigma 30mm F1.4
- Sigma 56mm F1.4
X-T4と一緒に使っているアクセサリー類はこちらで紹介しています。