富士フイルムX-T4を買ってからXF18-55mmで動画と写真を撮っていたのですが、写真用に単焦点レンズが欲しいと思っていました。
色々と考えた結果XF 35mm F1.4を購入。
この記事ではXF35mm F1.4を選んだ理由やレビューをしていきます。
XF35mm F1.4を選んだ理由
XF35mm F1.4を選んだ主な理由は以下の3つです。
- 明るくてボケが綺麗
- 換算50mmの画角が好き
- 軽い(187g)
写真撮影の用途としては主に「家族のポートレート」と「スナップ」です。
ポートレートだと背景ボケを作りたい場面が多いのですがF1.4あるのでしっかりとボケを作ることができます。
そして換算50mmの画角がやっぱり一番好きというか、僕の写真撮影の用途だと一番いいんですよね。
ポートレートも家族とそんなに離れずいい感じの距離感で撮影できます。
スナップ撮影時も標準画角なので広すぎず狭すぎずのちょうどいい感じの切り取りができます。
F1.4という明るいレンズですが、たった187gと軽量なのも優秀です。
XF35mm F1.4のレビュー
XF35mm F1.4の主なスペック
- レンズ構成 : 6群8枚(非球面レンズ1枚)
- 焦点距離 :35mm(35mm判換算:53mm相当)
- 最短撮影距離:28cm
- 最大撮影倍率:0.17倍
- 重さ :187g
- フィルター径:52mm
開放での優しい画作り
おそらくこのレンズの好き嫌いを一番分けるところが開放付近での独特の画作りだと思います。
ピント面ではシャープなのですが全体的に優しい雰囲気の写真が撮れます。
私はこの優しいソフトな感じが好きでポートレートでは開放で撮ることが多いです。
AFは速くて正確だけど音に注意
2012年発売の古いレンズなのでAFに不安はありましたが、X-T4と使う分には全く問題ありませんでした。
ポートレート撮影時もちゃんと瞳認識をしていて速さや正確性には満足しています。
ただしDCコアレスモーターによる全群繰り出しの方式のためAF音は「ギコギコ」と鳴ります。
写真であれば問題ありませんが動画用に購入する人は注意が必要です。
内蔵マイクだと確実に音を拾ってしまうので、ワイヤレスマイクでの運用などを考える必要があります。
絞りリングのマニュアル感が良い
富士フイルムのレンズには絞りリングが付いているものが多くあります。
XF35mm F1.4にはF1.4〜F16までの絞りリングが付いています。
レンズの絞りリングやカメラボディのダイヤルがあることで「自分で撮影している」感覚を得られます。
絞りリングが緩いというレビューも見かけましたが、私には丁度いいクリック感で満足しています。
レンズキャップと角型フードキャップ
XF35mm F1.4のフードは角型のデザインでとても格好いいです。
その角型に合わせたラバー製のキャップも付いてきます。
見た目は格好いいのですが実用上では簡単に取れてしまうので、カメラを使っているときにはキャップはいつもバッグに入れています。
レンズキャップも一応あるのですが、フードが狭くてめちゃくちゃ付けづらいので全く使っていません。
XF35mm F1.4 の作例
バンコクの街スナップのjpeg撮って出しの作例です。
作例を以下に追加しています。
XF35mm F1.4とブラックミストNo.5で撮るバンコクの休日。【作例】リニューアル版・XF33mm F1.4について
XF35mm F1.4はかなり古いレンズでリニューアルを求める声もあります。
現状有力なのは焦点距離を少し変えたXF33mm F1.4の噂です。
2021年内に発売といわれていますが、あくまでも噂で待つのが苦手なので私はXF35mm F1.4を買いました。笑
XF33mm F1.4はAFにリニアモーターを採用すると思うのでAF音の問題も解決されると思います。
動画で使いたい人はXF33mm F1.4を待つのもありだと思います。
*追記
9月29日に正式にXF33mm F1.4が発売となりました。
360gと重いのがネックですが、より高い描写性能と静音AFを実現しています。
富士フイルムX-T4についてはこちらの記事で紹介しています。
【富士フイルム X-T4レビュー】X-S10ではなくX-T4を選んだ理由【写真も動画も撮りたい】