富士フイルムX-T4と同時に買ったXF18-55mm F2.8-4 R LM OIS。
写真も動画もこれ一本で色んな場面に対応できると考えて購入しましたが、正解だったと思います。
しかし動画撮影時にいくつか不満点も出てきました。
ちょうど半年ほど使ったのでその点も含めてレビューしていきたいと思います。
XF18-55mmF2.8-4のスペック
まずはXF18-55mmF2.8-4の主なスペックを紹介。
- レンズ構成 : 10群14枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ1枚)
- 焦点距離 :18-55mm (35mm判換算:27-84mm相当)
- 最短撮影距離:広角:30cm、望遠:40cm
- 最大撮影倍率:0.15倍
- 重さ :310g
- フィルター径:58mm
18-55mmで広角から中望遠までをカバーする標準ズームレンズです。
ズームリングのところに18mm・23mm・35mm・55mmの焦点距離が印字されています。
ちなみにそれぞれの焦点距離の最小F値は、18mmでf2.8、 23mmでf3.2、35mmでf3.6、55mmでf4です。
金属製のしっかりとした作りで、持つと意外とずっしり感じます。
XF18-55mmF2.8-4のレビュー
本当にキットレンズ?
XF18-55mmは2012年発売のXFシリーズ初のズームレンズだったそうです。
発売以降レンズ単体のみではなくキットレンズとしても売られています。
最近ではX-S10のキットレンズにもなっていますね。
キットレンズといえば素材や性能を抑えているものが多いですが、このレンズは作りもしっかりしていて写りも申し分ないです。
キットレンズの中でも高品質なレンズと考えていいでしょう。
2つの切り替えスイッチ
レンズの手ブレ補正(OIS)と絞りオート・マニュアル切り替えの2つのスイッチが付いています。
絞りのスイッチはAがオートで絞りのマークのほうがマニュアルになっています。
私は手持ちの撮影がほとんどなのでOISはONにして、絞りはマニュアルで使用しています。
リニアモーターの高速AF
富士フイルムのAFはレンズに搭載されているモーターによって速度がだいぶ変わります。
レンズの名前にもあるLM(リニアモーター)搭載のものはAFが速く静音です。
X-T4と使っていてもAFは高速で正確です。
AFが速いので動画でも使いやすいレンズです。
ズームリングがゆるい?
このレンズ実はハズレも稀にあるようです。
ズームリングがゆるくて、逆さにすると重さで下りてきてしうというもの。
XF18-55mmは生産地が中国製のものとフィリピン製のものがあるようですが私のはフィリピン製で全く問題ありませんでした。
中国製のものはズームリングが緩いものもあるようです。
中古で買う場合は生産地とズームリングが緩くないか確認したほうが良さそうですね。
気になった点 (動画撮影)
このレンズは写りもよくて操作性も問題ないのですが、動画撮影においていくつか不満がありました。
- 最短撮影距離30cmで寄れない
- 18mmより広角が欲しい
動画撮影で被写体に寄って撮りたいときに、最短撮影距離30cmなのである程度距離をとってピントを外さないように撮影する必要があります。
動画撮影だと最短撮影距離20cmくらいは最低でも欲しいですね。
あとは画角が18mmスタートのところですね。
APS-Cの標準ズームレンズの場合16mmか18mmスタートのものが多いですが、この差が結構大きいんですよね。
この2つの不満点を解消するためにすでに新しい動画用のレンズを買いました。
近日中にこのブログで紹介します。
XF18-55mmF2.8-4の作例
バンコクでスナップしたときの写真をいくつか載せておきます。
こういう気軽なスナップをするときには小型で便利なレンズです。
観光客がいないバンコク。
55mm(換算84mm)の中望遠スナップもこのレンズのおかげで好きになりました。
(55mmはポートレートでも多用しています。)
ブログ用の物撮りでも使用しています。